解決事例

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充実の開発設備、豊富な人材・ノウハウ

めっき加工会社に課された、取引先からの突然の難題。なぜ、「生産性20%向上」「コスト削減」を実現できたのか?

めっき加工業P社 2010年9月

ビジネス形態がめまぐるしく変化する昨今、めっき業界を取り巻く環境も、徐々に厳しさを増しています。それは、精密機器への加工など高い技術力が要求されるケースでも例外ではありません。そんな中でも、いかに自社の付加価値を提供できるかが、業界で勝ち残るための重要なカギと言えます。

課題 PROBLEM取引先はもちろん、自社にとっても生き残りを掛けたコスト削減策

P社は、プリント基板やセラミック基板、接合部品などの精密機器・部品を中心にめっき加工をしている会社です。P社は、長年取引のあるT電気工業から下りて きたシビアな”コスト削減”の要求に対し、頭を悩ませていました。

P社はこれまでも何度かT社からのコスト削減要求に応えてきました。しかし、策を尽くしきった今、これ以上期待に応えることができるのか・・・関係者を交えて何度も議論を重ねましたが、少数精鋭の体制を築いてきたためにこれ以上人件費を削減することはできません。そして、設備にかかる費用も下げることができないというのが、一時的に出た結論だったのです。

しかし、このままでは中国をはじめとしたアジア諸国の企業へ仕事が流れてしまう危険性があります。取引先もP社同様、業界での生き残りに必死であることは確かなのです。P社ではさらに悩んだ末、めっき液にかかるコストの見直しを検討しました。慣れ親しんだめっき液の変更は、品質に影響を及ぼす可能性があります。
電子回路部品などで品質を落とすことは、絶対に許されません。そんなリスクの高い選択をして良いのだろうか…。 ベストな案が見つからず、P社は二の足を踏んでいました。

解決 SOLUTION豊富なサンプルと詳細なレポートから選択した、新たな「めっき液」を採用

あらゆるリスクを払拭した、ベストな解決策が見出せていなかった時、田中貴金属グループのEEJAから「弊社の装置で、めっき液のテストをさせてください!」という提案を受けました。

めっき液の見直しに関してネガティブなイメージを持っていたP社でしたが、参考程度になれば…と思い、提案を受けたEEJAの担当者に、自社で取り扱っている製品サンプルで検証してもらうことに。後日、仕上がったサンプルと一緒にレポートの説明を受けたP社の担当者は驚きました。なんと、同社のめっき液を使用することで、既存のめっき液と比較して生産性が20%向上するという結果が出たのです。
まさに、自分達が理想としていた形でコストが削減でき、取引先からの要求に応えられると確信。その他、下記3つのポイントも大きな決め手となり、今回のめっき液採用に至ったのです。

採用の決め手となったポイント

・豊富な設備による、仕上がりイメージの体感
⇒EEJAでは製品アプリケーションに合わせた設備を豊富に所有。
実機に近い設備でめっき液の比較検討が可能なため、実物に近い仕上がりを体感できる。
・経験値の高い人材によるプロフェッショナル性
⇒装置やテスト環境だけでなく、専門性の高いスタッフによるめっきプロセスや
コンサルティングの提供が可能。
・田中貴金属グループであることへの安心感
⇒確かな実績と、貴金属のプロである強みを活かして製品を安定供給できる仕組みが確立されている。
Pdへの転換で、大幅なコスト削減に 半分以下の膜厚でコストダウン。パラジウム層を加える事でパフォーマンスも向上。

さらに、コネクターやパッケージのNi/AuめっきプロセスをNi/Pd/Auプロセスに変更したことで、耐熱性がアップしました。NiやCuの這い上がり防止が製品のハイスペック化に繋がり、Au使用量の減少で大幅なコスト削減も成功したのです。

優れためっき液と最新技術を組み合わせたベストプラクティスを提案してくれたことも、P社の課題解決に大きく貢献しました。
P社はT社からの難題な要求にも応えることができ、今でも良好な関係が続いています。