色素増感型太陽電池(DSC)用色素
DSC:Dye sensitized Solar Cell

色素増感型太陽電池用に高性能な色素を提供します。自社の太陽電池評価設備により常に性能を確認、ロット間のばらつきが少なく安定供給が可能です。

色素増感型太陽電池(DSC)用色素のイメージ

色素増感型太陽電池は、色素に光が当たると発電するしくみを活用した太陽電池です。光を電気に変換するための材料に「色素」が用いられており、色素の色が太陽電池の色を決め、性能に寄与する最も重要な材料となります。この色素に、高性能で安定した材料としてルテニウム錯体が使われています。

色素増感型太陽電池は、製造工程にコストの高い真空装置やクリーンルームといった大がかりな設備が不要で、電極そのものを大気中で簡単に印刷して作製できるため、現在普及している結晶シリコン系太陽電池と比べ、製造工程コストを大幅に下げることができます。

また、色素の色を調整することにより、自在に太陽電池の色を変えることができるほか、基板に有機フィルムを使うことにより薄くて軽量で柔軟な太陽電池モジュールを作ることができ、室内光でも比較的高い変換効率を発揮できます。このため、窓ガラスや衣服、ポータブル機器の表面に取り付けるなどデザイン性に富んだ用途も期待されています。


CYC-B11 U-typeを用いて作成した色素増感太陽電池
※キャラクター:RATO(有機系太陽電池技術研究組合)提供

CYCシリーズ

台湾国立中央大学の呉教授らによって開発されたルテニウム錯体色素で、世界最高レベルの光電変換能力を発揮します。また、薄い酸化チタン層を用いても高い変換効率が得られるため、製品の薄膜化や部材コストの低減が可能になります。

特長

  • ・変換効率11.4%以上(ACS NANO 2009, 3, P3103-3109)
  • ・特に可視領域の光電変換能力は世界最高水準
  • ・薄い酸化チタン層を用いても高い変換効率を発揮
  • ・現存するルテニウム色素の中でも高耐久
  • ・台湾国立中央大学より販売ライセンスを取得、独占製造販売
  • ・材料となるルテニウムの安定調達、リサイクルによる活用

用途・種類

室内向け色素増感型太陽電池用の色素

CYC-B11 U-type(高純度精製品) CYC-B11 K-type(普及品)

DXシリーズ

東京大学の瀬川教授らによって開発されたルテニウム錯体色素です。近赤外領域の光も光電変換するため、CYC色素を用いたDSCや近年注目されているペロブスカイト太陽電池と組み合わせることで、更なる高効率化を図ることが可能になります。

特長

  • ・変換効率10%以上
  • ・近赤外領域の光も変換するため、屋外向け用途への適用が期待
  • ・広帯域の光を変換するため、単独でも26mA/cm2を超える高い電流値を実現
  • ・東京大学と共同で国際特許を保有し、独占製造販売
  • ・材料となるルテニウムの安定調達、リサイクルによる活用

用途・種類

屋外向け色素増感型太陽電池用の色素

DX1

CYC色素とDX色素のタンデムセル

トップにCYC色素を用い、ボトムにDX色素を用いたタンデム型色素増感型太陽電池により、更なる高効率化を図ることが可能です。400nm~600nmの可視領域の光をCYC色素で光電変換し、600nm以上の光をDX色素が効率良く光電変換します。

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